高校生が「がん医療」に触れる2022/08/02 【お知らせ】
7月23日、高校生を対象に、幅広くがんについて学ぶ科学研究費のプログラム「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ」を実施しました。日本学術振興会科学研究費助成事業による「ひらめき☆ときめきサイエンス」は、大学で科研費により行われている最先端の研究を小中高校生が体験することで、学術と日常生活との関わりや、科学がもつ意味を理解してもらうことを目的としています。
5回目となる今年度のテーマは「がん医療を多角的に学ぼう~患者さん・医療者・分子の目線から~」。プログラムでは、実施代表者で腫瘍内科医の鈴木修平医師による指導の下、がんの分子学的基本やがんと遺伝子、治療選択等について座学を行なった他、抗がん剤のミキシングやルート作成について模擬薬剤や模擬血管を用いて体験しました。抗がん剤治療中の患者さんとの談話では、がんが見つかった際の心境や治療の経過、家族の支えなど、患者さん自身の言葉で語られる経験談に、真剣な眼差しで耳を傾け、熱心に質問する姿が印象的でした。また、アシスタントを務めた医学部4年の竹田伊織さん、医学部1年の安藤弥々さんに受験勉強や学生生活について積極的に質問する姿も見受けられました。受講生からは、普段できない貴重な経験ができたという感想や、将来は鈴木医師のように患者さんに寄り添える医師を目指したいという決意を聞くことができ、臨場感のあるプログラムになったのではないかと思います。
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