【プレスリリース】腎尿細管再生メカニズムの解析から再生を促進する薬剤を発見
~ ゲノム機能解析を手掛かりとした新たな組織再生促進にヒント ~2022/08/09 【研究成果】
広島大学両生類研究センターとの共同研究の成果について、プレスリリースしました。
本件は、学長定例記者会見（９月８日）でも発表予定です。
【本件のポイント】
● 損傷を受けた組織が再生する際には必ず再生遺伝子の発現が起こる。
● 損傷を受けた腎尿細管細胞がどのようにして再生遺伝子を発現させるのかはわかっていなかった。
● 両生類をモデルとしたゲノム機能解析から腎尿細管の再生では、転写因子KLF15が再生遺伝子を発現させるための鍵であること、KLF15の標的遺伝子としてアドレナリン受容体を発見した。
● 損傷させた両生類の腎尿細管にアドレナリン受容体の作動薬を作用させると、再生が促進されることがわかった。
● 本研究で発見した再生メカニズムに対するヒトの新規薬剤の開発が期待される。
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