お知らせ

　今年度初回の山形大学医学部出前講座「すこやか教室」が、6月24日（金）、上山市役所大会議室で開かれ、内科学第三講座（糖尿病・内分泌代謝学分野）准教授の諏佐真治医師が「糖尿病予防教室 総論」をテーマに講演しました。
　諏佐医師は「糖尿病予防クイズ」を交えながら、糖尿病の基礎知識や症状に合った対応、生活で実践できる糖尿病の予防法などについてわかりやすく解説し、集まった上山市民は和気あいあいと楽しそうに講義に聞き入っていました。糖の上昇は食品によって異なるため、GI値（ブドウ糖を100として、食後血糖値の上昇度を示す指標）を意識することが大切だとし、「GI値の低い果物でもたくさん食べれば太ります。上山名物の干し柿は一日一個までにしましょう」と話し、参加者の笑いを誘っていました。
　山形大学医学部は、個別化医療の確立に必要とされる様々なデータを有する世界屈指の分子疫学研究「山形県コホート研究」を展開しています。本研究に対する地域住民の長年の協力に感謝し、地元住民の健康増進を図る目的で、医学部の専門医や認定看護師が地域に出向き、出前講座を開催しています。