お知らせ

「県民健康講座」で重粒子線がん治療、関節リウマチについて解説2022/05/13 【お知らせ】




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「重粒子線がん治療ってどんな治療?」
佐藤 啓 医師

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「あちこちが痛い・腫れる~関節リウマチのお話」
梁 秀蘭 医師

 新型コロナウイルス感染症の影響により昨年から延期となっていた県民健康講座(主催:山形新聞、山形放送、山形大学医学部、県医師会、県看護協会)が4月28日(木)、南陽市交流プラザ蔵楽(くらら)で開かれ、市民ら約100人が参加し、重粒子線がん治療と関節リウマチについて知識を深めました。
 はじめに山形大学医学部附属病院放射線治療科長の佐藤啓(さとう ひらく)医師が「重粒子線がん治療ってどんな治療?」と題して講演し、重粒子線治療の特徴や公的医療保険適用の部位などについて説明しました。また、昨年2月に本学医学部東日本重粒子センターで始まった重粒子線治療の実績や今年3月に運用を開始した「回転ガントリー照射室」についても紹介し、骨盤部、胸腹部と徐々に治療対象を拡大予定であると話しました。(2022年5月現在の治療対象は前立腺と頭頸部)
 次いで本院整形外科の梁 秀蘭(ヤン スラン)医師が「あちこちが痛い・腫れる~関節リウマチのお話」の演題で講演し、関節リウマチは、早期診断、早期治療が重要だと訴えました。梁医師は治療法について、基礎療法、リハビリ、手術のほか、特に大事なのは薬物療法だとし「ここ20年で痛みを和らげる治療から、骨の壊れを食い止める治療へ変化を遂げている。関節の痛みや腫れが6週間以上続いたらお近くの整形外科に相談していただきたい」と話しました。



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【開講式】主催者挨拶 山形新聞社 寒河江浩二社長
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会場の様子