お知らせ

上山市で「すこやか教室」を開催
中川粋いき倶楽部「脳卒中予防のためにできること」をテーマに解説2025/09/16 【お知らせ】


講師を務めた佐藤慎治先生

 8月22日(金)、上山市中川地区公民館で「すこやか教室」を開催しました。
 今回は、中川粋いき倶楽部「脳卒中予防のためにできること」と題し、山形大学医学部附属病院脳神経外科 助教・佐藤慎治先生が講師を務めました。

 はじめに、脳卒中とは頭の中の血管が詰まる、破れる、といった突然起こる病気であり、種類としては、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血があると説明がありました。疑うべき症状は「Face(顔のまひ)」「Arm(腕のまひ)」「Speech(言葉の障害)」といった主な症状と「Time(発生時刻)」の頭文字をとった「FAST(ファスト)」を合言葉に覚えてほしいと述べられました。

 次に、山形県の脳卒中の現状について、年間約3000人が発症しており、脳梗塞が7割近くと一番多く発症していると述べられました。社会復帰ついて、脳梗塞は約半数が比較的に元気復帰できるのに対し、くも膜下出血は4割程度であり、他の脳卒中と比べても命に関わるリスクが高いと述べられました。
 続いて、脳卒中の治療は、発症してすぐ行う治療を急性期治療、再発しないための慢性期治療、リハビリ治療があり、病型によって、治療法が異なり、発症からの時間によってできる治療法が変わってくるため、疑う症状があれば一刻も早く受診するようお話がありました。

 最後に、脳卒中予防として高血圧の治療を怠らないこと、食事の塩分量を減らしていくこと、運動をすること、禁煙すること、家でも血圧を測り記録をつけることなどが述べられました。内服よりも効果的なのは生活習慣の見直しであり、まずは3週間、危険因子の是正に取り組み、改善が見られない場合はかかりつけ医に相談するようにしてくださいと説明がありました。

◆すこやか教室とは・・・ 「山形県コホート研究」の成果の還元と県民の健康増進を図る目的で2007年にスタートした山形大学医学部の出前講座です。研究に協力している自治体(山形市、酒田市、寒河江市、東根市、天童市、上山市、米沢市、高畠町、舟形町)からテーマを募り、山形大学医学部の医師、看護師、理学療法士、作業療法士、管理栄養士が講演や実技指導を行っています。

講演の様子