【プレスリリース】ラーメンの過剰摂取が一部の人々の死亡リスクを高める可能性
——山形コホート研究より2025/08/15 【研究成果】
研究成果について、プレスリリースしました。
2025/8/18 (一般の方向け)研究のポイントおよびQ&A 追加しました
ラーメンの摂取頻度と死亡リスクの関連についての疫学研究結果が『The Journal of Nutrition, Health and Aging』に掲載されました。
【研究成果の概要】
山形大学および山形県立米沢栄養大学の共同研究チーム(主任研究者 鈴木美穂山形県立米沢栄養大学講師)は、ラーメンの摂取頻度と死亡リスクの関連について、6,725名を対象とした大規模な疫学研究の結果を『The Journal of Nutrition, Health and Aging』(2025年8月4日発行)に発表しました。
本研究では、山形コホート研究のデータをもとに、ラーメンの摂取頻度を「月1回未満」から「週3回以上」まで4段階に分類し、死亡率との関係を追跡調査しました。
主な結果のポイント
- 頻回(週3回以上)なラーメン摂取は、高BMI、喫煙、飲酒、糖尿病、高血圧との関連が認められました。
- 背景因子の調整後の解析では、全体としては統計的有意性は得られなかったものの、週3回以上の摂取群で死亡リスクが1.52倍高い傾向が見られました。
- サブグループ分析では、特に、70歳未満の群、アルコール摂取群、麺のスープを半分以上の飲む群では、死亡リスクの上昇がみられました。
この結果から、ラーメンは日本文化の一部とも言える食品ですが、状況によっては、ラーメンの頻回な摂取は、食塩の過剰摂取を通して、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。本研究は、国民食ともいえるラーメンを楽しむ際には、頻度やその食べ方に気をつけることの必要性を示しています。
論文情報
【論文タイトル】
Frequent Ramen consumption and increased mortality risk in specific subgroups: A Yamagata cohort study
【論文著者】
Miho Suzuki1,2, Natsuko Suzuki2, Ri Sho2, Masayoshi Souri2, Tsuneo Konta2
【所属】
1山形県立米沢栄養大学健康栄養学科
2山形大学医学部公衆衛生学・衛生学講座
【雑誌名】
The Journal of Nutrition, Health and Aging
Doi: 10.1016/j.jnha.2025.100643
