お知らせ

アラブ首長国連邦のヘルスケア企業「M42」との
重粒子線治療における協力に関する覚書の調印式をおこないました2025/04/25 【お知らせ】


施設見学の様子

 令和7年4月21日(月)、本学部は、アブダビを拠点とし医療の最前線で事業を展開するグローバルなハイテク対応ヘルスケア企業である「M42」と、重粒子線治療分野における連携協力に関する覚書の調印式をおこないました。
 中東初の重粒子線がん治療施設整備に向け、M42グループCEO 兼 マネージングディレクター・クリーブランドクリニックアブダビ会長のハサン・ジャーセム・アル・ヌエイス閣下をはじめ関係者9名にご来訪いただきました。

 はじめに、東日本重粒子センター施設内を見学いただき、その後調印式をおこないました。
 調印式では、永瀬学部長より、「M42との連携を通じて知識を共有し共同研究を進めることは、がん治療の選択肢を広げ、患者さん一人ひとりにより良い治療を提供できる。この連携を通じて、医学研究の発展と技術革新に貢献し、医療の未来をともに創り上げたい。M42の皆様とともに歩むことを大変光栄に感じております。」と挨拶がありました。
 これに対し、ハサン・ジャーセム・アル・ヌエイス閣下から、「かつて不可能だった命を救う方法が今現実となっている、これはがん患者に対する新たな時代の幕開けになる。重粒子線治療をより多くの人に届けるために互いの力を集結することが実現した。これは私の国にとって初めての試みのみならず世界にとって歴史的な瞬間です。山形大学医学部の豊かな専門知識と教育体制、私たちの持つ技術と能力を組み合わせてがん治療と科学は新たな次元に進むようになる、M42が国や学術・研究機関の間にこのような架け橋を築けることを光栄に思います。」と述べられました。

 最後に、ご来訪いただいた皆様に、記念品が贈呈されました。

歓迎挨拶 永瀬 智 学部長
答礼挨拶 ハサン・ジャーセム・アル・ヌエイス閣下

調印の様子
調印後の記念撮影