寒河江で「すこやか教室」eGFRとは?腎臓とは?2022/11/22 【お知らせ】
山形大学医学部の出前講座「すこやか教室」が、11月18日(金)、寒河江市のハートフルセンターで開かれ、約40名の市民が参加しました。
山形大学医学部附属病院第一内科講師の市川一誠医師が「eGFRとは?腎臓とは?」をテーマに講演し、eGFRやクレアチニンの数値の見方や腎臓と生活習慣病との関係などについて解説しました。
市川医師は、加齢に伴い腎機能(GFR)は低下するが、もともと低い人ほど低下速度が速い。低下速度を緩やかにするためには、血圧の管理や不摂生の改善などが大切だと話しました。慢性腎臓病は、塩分や蛋白質の制限といった食事療法が行われるが、ご高齢の方は栄養状態の悪化を避ける事が重要であると強調。さらに運動療法はどのステージの慢性腎臓病でも有効であり、バランスのよい食事と運動が健康で長生きのために大切であると話しました。また慢性腎臓病の早期発見のために、eGFR 60未満の方や蛋白尿を指摘された方は一度医療機関を受診しましょうと呼びかけました。
◆すこやか教室とは・・・
「山形県コホート研究」の成果の還元と県民の健康増進を図る目的で2007年にスタートした山形大学医学部の出前講座です。研究に協力している自治体(山形市、酒田市、寒河江市、東根市、天童市、上山市、米沢市、高畠町、舟形町)からテーマを募り、山形大学医学部の医師、看護師、理学療法士、作業療法士、管理栄養士が講演や実技指導を行っています。
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