臨床実習生(医学)証授与式を挙行しました2023/11/07 【お知らせ】
10月16日(月)、臨床実習生(医学)証授与式を開催し、今月から臨床実習を始める医学科4年生114名(授与代表者:菅原健登さん)が臨みました。
昨年度までは「スチューデントドクター」として、全国の医学部共通の知識・技能試験に合格した学生が指導医の下、診療参加型臨床実習を行い、山形大学医学部が平成21年1月に全国に先駆けて導入しました。本制度は、医学教育のモデルケースとして認められ、平成27年度からは全国80の国公私立医学系大学で構成される全国医学部長病院長会議において、全国の医学部共通の制度として採用されました。 今年度からは、医師法の一部改正により、医学生は臨床実習開始前の能力評価を「公的な」試験として実施することが決定されました。医学生の公的試験の試験実施機関として医療系大学間共用試験実施評価機構が指定されております。
式では、上野義之医学部長が「今まで知識としての医学を学んできたが、これからは、臨床の現場において、病に悩み生きている、人格を持ち個性を持った患者さんが相手となります。指導する先生の言葉に患者さんがどのように反応するのか、そのしぐさや表情一つ一つが学びの対象となり、自身の感覚を研ぎ澄ませながら向き合っていただきたい。」と激励の言葉を送りました。
この日は、成績優秀者表彰式も行われ、最優秀賞の菅原健登さんは「正確な診断や治療をして、患者さんに信用していただくだけではなく、患者さんに寄り添い、この先生なら任せられる、という信頼していただける医師を目指したい。」と意気込みを語ってくれました。
臨床実習生(医学)の学生は、本院の各診療科の他、県内の関連病院で再来年の7月まで実習を行います。
本学部附属病院では、このように法的に裏付けされた学生が臨床実習を行っております。未来の医師を育てるためには、学生自身の努力や指導医師をはじめとする病院スタッフの指導等だけではなく、患者様からのご協力も不可欠となります。
制度にご理解いただき、本院をはじめ実習学生がいる病院を受診された際には、ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
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