医学科3年のキャリアパスセミナーを開催しました2022/06/22 【お知らせ】

6月2日(木)、山形大学医学部大講義室において令和4年度医学科第3年次学生キャリアパスセミナーを開催しました。3年生が入学した令和2年度は、新型コロナウイルス禍で入学式が中止されたため、この日は、キャリアパスセミナーに先立ち、アカデミックガウンを着用して優秀学生表彰式と記念撮影が行われました。
セミナーの開会挨拶で、川前金幸副学部長は「医師として生きていくために必要な知識や技術を自分で積極的に掘り下げて学び、コミュニケーションに欠かせない礼節、敬語、英語をきちんと身に付けて可能性を広げてほしい。夢を実現されるため、日々疑問を持って進んでいただきたい」と激励しました。
セミナーでは、薬理学講座の小原祐太郎教授が「基礎研究のスゝメ」をテーマに、外科学第二講座の内田徹郎教授が「心臓外科医として 大学人として 学生諸君に伝えたいこと」をテーマにそれぞれ講演しました。
小原教授は「基礎研究は医学の進歩において必須であり、そしてなにより楽しい。研究室研修などを通して、実験などが楽しいと思ったら、先ずは大学院へ進学して博士号を目指し、その後に基礎研究医になることもキャリア選択に入れて欲しい」と自身の研究成果を交えて語りました。
内田教授は「昨今の医学生の外科離れは、"外科は厳しく辛い"というイメージが原因かもしれない。しかしそれは過去の話。手技も大きく進歩しているし、医局もチームワークを重視する雰囲気へと大きく変化している。外科医の手でしか救えない命があり、外科は奥が深い。」と熱く語りました。
来年度から臨床実習に臨む3年生は、大学院や卒後臨床研修センターについても説明を受け、近い将来に迫ったキャリア選択に向けて熱心に学んでいました。
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