医療政策学講座

医療政策学講座は、わが国における医療提供体制とそれを財政的に支えている医療保険制度のあり方について、医療政策に密接に関連している人文社会科学 分野の知見も幅広く活かしながら、他講座や県内の医療機関、行政機関等とも密接に連携し、客観的なエビデンスに基づいた政策研究を行っています。 山形県では、全国でも先進的と言える蔵王協議会等の活動を通じて、医療資源の適正配置に取り組んでいますが、当講座では、県内の医療機関ごとの医療従事者の配置状況や地域で果たしている診療機能、患者の受療動向等について継続的なデータの集積と分析を行い、それをもとに医療機関の機能分化のあり方や地域医療・介護連携体制の構築に関する政策提言や病院経営戦略を尊き出すという実践的な研究を実施しています。こうした山形県の地域医療をめぐる調在研究に加え、診療報酬制度をはじめとする我が国全体の医療政策の課題についても、調在研究を行っています。