皮膚科学講座

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皮膚は、身体が外的環境と接する最前線において内側を守る最も表面積の広い臓器です。そのため健康に生活していくためには、皮膚は生理的、物理的、免疫学的、さらには美容を含む社会学的にも極めて重要な役割を担っています。われわれ皮膚科医が扱う疾息にしても、各種アレルギー疾患、急性・慢性炎症、感染症、皮膚腫瘍、母斑症、代謝異常症、膠原病をはじめとする各種自己免疫疾患等、非常に多岐にわたります。具体的には、重症熱偏のような救急疾患、乾癬のような慢性疾患、アナフィラキシーのようなI型アレルギー性疾患、悪性黒色腫を代表とする悪性腫瘍等です。当科においては、県内の他の施設では対応できない重症皮膚疾患の患者様を中心に治療しています。一方で白皮症などの色素異常症の診断と病態解明、皮膚色決定遺伝子の解析などの研究も行い、世界へ情報を発信しています。昨今の医師不足の中、チームワークの良さで多忙な日々を笑顔で乗り切っています。