重粒子線医学講座へようこそ
山形大学医学部では、2019年度に山形大学医学部東日本重粒子センターを開設予定です。重粒子線がん治療は、医学の知識だけではなく、理工学の知識も結集して成立する最先端のがん治療であり、放射線腫瘍医だけではなく医学物理士、診療放射線技師といった専門職が治療現場を支えています。重粒子線医学講座は、放射線腫獨学講座と連携しつつ、医学部卒に限らず広く理工系学部出身者を受け入れ、重粒子線治療において必要な広範な基礎知識の習得を目指し、それぞれのキャリアに合わせて重粒子線がん治療を支える人材を育成します。必要な資格取得をサポートし、それぞれの立場で重粒子線治療の発展に貢献できるよう指導しています。研究内容は、重粒子線がん治療に関する臨床研究、重粒子線がん治療の高精度化に関する医学物理研究、重粒子線がん治療装置の性能向上に関する研究などです。卒業後の進路としては、医療機関のみならず、医療機器メーカー、公務員、さらに広く放射線を扱う業種を想定しています。