病理診断学講座

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病理医は、顕微鏡観察などを通じた形態学的なアプローチ法を駆使して、病気の成り立ちゃ仕組みを考究する学問(病理学)を実践しています。同時に、病理専門医や細胞診専門医として病気を診断することで臨床に寄与しています。【教育】医学部(医学科と看護学科)の学生、大学院生や初期・後期研修医への病理学総論、器官病理学、病理診断学、症例検討などの教育・指導を行っています。【研究】造血器、消化管、内分泌などの領域の悪性腫瘍の臨床病理学的特徴の解析や、抗原に特異的な免疫応答を行うに必須の細胞である樹状細胞の癌免疫における役割を研究しています。【病理診断/細胞診】後期研修では、病理専門医や細胞診専門医を養成しています。病理専門医は、治療の甲斐なく死亡された方の病理解剖を通して死因を追求したり、様々な病変部から採取された組織や細胞を顕微鋭で観察して病名を決定(確定診断)します。的確な病理診断・細胞診は適正な治療を行うに必須です。平成23年5月から、国公立大では初めて病理診断科の外来を開設し、病理診断と細胞診に関する患者からの相談に応じています。このように、病理学・病理診断は、臨床の一部門として、良質かつ高度な医療提供に役立っています。