腫瘍分子医科学講座へようこそ
腫瘍分子医科学講座は、がんに関する基礎的教育・研究を担当しています。学部教育では「基礎腫瘍学講義」においてがんの発生機序や本態を遺伝子や分子のレベルから解説し、がんについての本質的理解を身に付けてもらいます。また、「臨床腫瘍学講義」においては「なぜ放射線や抗がん剤ががんに効くのか?」を生物学的な観点から解説し、これら治療法の作用機序や副作用発生のメカニズムを理解してもらいます。研究においてはがん再発の主犯格とされる「がん幹細胞」をメインテーマとしています。研究の結果明らかになったがん幹細胞維持の分子機序を逆手にとって、がん幹細胞をもはや再発をひきおこせない細胞に変えてしまい、がんの再発を防ぐことでがんの「治癒」を目指しています。「独自の着眼点」や「予想外の結果・失敗」を大切にして、他の研究室とは一味も二味も違う個性豊かながん研究を行っているのが腫瘍分子医科学講座の特徴です。