生化学・分子生物学講座

医学科1年生を対象とする「人体物質代謝学」を担当し、「生化学」に加えて「分子生物学」「細胞生物学」の領域も網羅した内容の講義と実習を行っています。また大学院講座として大学院学生の教育にも責任をもち、医学・生命科学の研究者をはじめとして、広く社会で活躍できる人材の育成に努めています。研究面では、生命活動の根幹を担う酸化還元（レドックス）応答や、生活習慣病をはじめとする各種疾患ならびに老化に深く関わる活性酸素による障害と、関連する生体防御の機構について、分子・細胞個体レベルの基礎的研究を行っています。運動や勉学・仕事といった様々な社会活動に伴って増加する活性酸素は、各種ストレスを引起して病気や老化の原因となるため、その分子機構を明らかにすることにより、健康で快適な生活をおくるための一助になることを願って研究しています。